デザイナーMの備忘Log

「スマホ、ハンカチ、サイフ、デザイン。」 デザインを持ってでかけよう。

投稿者: yos-admin

  • a leaf of design 第2葉・「ワークショップ」

    a leaf of design 第2葉・「ワークショップ」

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    a leaf of design 第2葉・「ワークショップ」

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    すべてのmtgを、プロジェクトを、授業を「ワークショップ」と捉え、取り組んでいる。(※1)
    まちづくりプロジェクトの現場で意識し始めた概念(※2)だが、気が付けばあらゆる場面におよんでいる。

    あえて言わないことも多い。(※3)
    傍目からはそうと見えず、同席する人に「そうだな」と認識してもらっていることも、してもらっていないこともある(後者の方が多い)。

    世の「ワークショップ」の定義は多数ある。
    様々な視点からの捉え方、構成要素、手法などがあげられ、必ずしもあてはまらないものもある。
    ここでの捉え方は一般的なそれより広い。

    何を「ワークショップ」と見ているのか。

    私が「ワークショップ」を自認するとき、吟醸すると以下に凝縮するのではないか。

    ワークショップの条件(2017年11月現在)

    1)その場での人々の相互作用による変化を必要不可欠な要素としているか(そのときそこに居合わせる人の存在、働きかけが、プロセスや結果、互いの認識に作用することを不可欠な要素としているか)。

    2)その場にいる人々が1)の状態であると感じることができるか。

    、、、書いてみてあらためて思う。2)が難しい。

    これまで、まちあるきWS、プランづくりWS、ものづくりWS、建築設計WS、、、など、まちづくり系の現場を中心に、「ワークショップらしい」さまざまなWS(※4)を企画・運営してきた。しかし、「らしいワークショップ」では、かえって上の2条件を満たすことができなかったのではないか。

    これらの経験を経て、「らしさ」よりも、ワークショップの価値・効用の「芯」に当たる部分を、事務所内の日々のmtgはじめ、小さな現場、シーンにおいても(2人以上であれば)実践すること(実践しようと意思すること)が、私にとって思考とふるまいの標準(習い性?)となった。

    たとえばmtgにあてはめると。

    情報の伝達にすぎないもの、確認にすぎないもの、だれか1人の(あるいは複数であっても一方向に)意思が宣言されるにすぎないものはワークショップではない。

    、、、あかん。書けば書くほどドキドキしてきた。(いててて、、、。)

     

    だから、書くんだ。

     

     

    ■補足

    ※1
    ワークショップは万能ではない。使い方を誤ったこともある。けれど、可能性を感じている。(要するに、好きだ。)

    ※2
    事務所設立時(1996年6月)の会社概要リーフレットに事業の3つの柱を書き、うち一つを「ワークショップ分野」とした。以来傍らにある概念である。昨年(2016年)春の阪大ワークショップデザイナー育成プログラムへの参加が捉え直しの機会となり、仲間とともに動きながら考える、場の「動体視力」が鍛えられた。

    ※3
    たとえばあるクライアントとの情報誌作成の企画編集会議は完全にワークショップスタイルで行っている。が、そうとは言ってない。
    どういう場合に言わないか。言うことによって身構えられるような場合や(嫌いな人、苦手意識を持つ人、面倒だと思う人、懐疑的な人など少なからずいる)、プロセスとしてストレスなくはまっている場合は言わない(言う必要がない)。逆に、「まだどうなるかわからない状態です、あなたに動いてもらう必要があるんです」と意識してもらいたいときには言うことが多い(シチュエーションによる)。
    (理想は「そうと言わないけれどそうなっているワークショップ」、である。)

    ※4
    資源探しWS、特選品づくりWS、観光体験プログラムづくりWS、運営のしくみづくりWS、畑づくりWS、お料理WS、自然観察WS、お祭りづくりWS、コンテンツづくりWS、サイン(道標)づくりWS、など。(まだある。ほんま好きやな、WS。)並べてみると、幅広そうでいて、すべて何かしら企図ある「もの・ことづくり系」であるな、と自覚。

  • a leaf of design 第1葉・「コミュニティデザイン」

    a leaf of design 第1葉・「コミュニティデザイン」

     

    書籍にする、という企ては続いている。

    9月24日に千葉で宣言したとおり。が、その後の道のりは困難を極めている。
    (何度も脱輪しかかった。いや、今こそ難所である。)

    、、、手強い。このもやもやはタフである。

    攪拌した混沌の中から、
    「このエッセンスは本に繋がるだろう」と思われるかけらを、
    ひとひらひとひら、言葉に置き換えていこう、と思う。

    ねっこ、幹、枝、と育てていくのが筋だろう。

    その苦しみは引き続き平行して苦しむとして。
    ここでは、葉っぱを一枚ずつ紡いでいきたい。
    本になる葉っぱ、ならない葉っぱがあるだろう。
    どっちでもいいや!いずれ森になるに違いない。

    *  *  *

    a leaf of design 第1葉・「コミュニティデザイン」

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    1枚目はずいぶん遡る。
    事務所を立ち上げるとき、名称を考えた。

    いくつかの案から「リンク・コミュニティデザイン研究所」とした。

    1996年の当時、ネット検索しても「コミュニティデザイン」というワードはほぼヒットしなかった(ゼロではなかった)。当時の自分としては「造語」に近い感覚だった。屋号であるが長らく聴き取ってもらえなかった。(※1)

    機会あるごと「コミュニティデザインとは何か」を自分なりに定義し、伝え、あるいは伝えずとも腹の中(丹田あたり?)で自問し更新し続けてきた。

    目下の私の定義はおおむね以下である。

    コミュニティデザインとは(2017年11月現在)

    ●「コミュニティ」とは
    ― 人と人が個を意識し、相互に影響を及ぼしあえるまとまり。(※2)
    ●「デザイン」とは
    ― ものごとを、意図を持ってある方向に変化させる、見えない本質を顕そうとする行動。(※3)
    ●「コミュニティデザイン」とは
    ― 人と人の関係性に着目し、人々の活動を活性化するデザイン。(※4)

    コミュニティ(をそのとき形づくる1人ひとり)がデザイン力を持ち、自らを変化・更新させていく。
    これが私が標榜しているコミュニティデザインである。

    千葉への道も一葉から?ここから始めたいと思う。

     

    ■補足

    ※1
    「固有名詞・愛称的な部分」+「事業領域・テーマ」としたかった。前者はこの活動が枠組や専門性を横断し人が繋がっていくことが新鮮で、「LINK」とした。
    後者を「地域デザイン」とどちらにしよう?と悩み、「おそらく対象は地域に限らないだろう」と考え(正解だった)、「コミュニティデザイン」とした。この言葉が急速に「伝わる」ようになったのは震災(2011年)以降。(この年、山崎亮氏による書籍「コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる」が刊行。)

    ※2
    「コミュニティ」の言葉の定義は何十・何百あると言う。
    地域共同体関連が中心をなすだろうが、ネット上のコミュニティをイメージする人が着実に増えている。
    リアル/オンラインの別なく、1人ひとりの同定(認めること)ができ(本名だろうがアカウント名だろうが)、
    自分の働きかけに反応が返ってきて変化が及ぶ範囲をコミュニティと捉える。
    また、比較的短期(短時間)であっても、ある目的や思い、行動の(ある程度の)共有があれば
    コミュニティと捉える。常に構成メンバーが入れ替わり、その境はグラデーションを成す。

    ※3
    「デザイン」は日本語だと特に「名詞」としての印象が強く、静的な「結果(なにかのカタチ。特に色、柄、形状、意匠的な)」と捉えられることが少なくない。、、、というか、一般的にはほぼこのイメージだろう。(英語だと動詞でもあるけれど。)
    一方、「設計」という言葉は、同じ名詞でも、結果としての静的なイメージではなく、プロセスである動的な行為・思索のイメージが強い。(なんでだろう?)、、、同様に、「デザイン」は行動である。動的なものであり、意図を持った絶えざる活動である。ものごとの中の未だ見えざる本質や秩序を体系づけ、機能や意味を顕していく行為であり、対象は、有形・無形を問わない。デザイン行動には必然的に変化(または更新)が伴う。

    ※4
    「活性化」もまた曖昧ワードである。活性化とは?1人ひとりがそれぞれに意志的にいきいきと活動し、結果としてそれらの集合体が活発に動き変化(または更新)し続けている状態と捉える。

  • 3つめのデザイン=「動機のデザイン」をとにかく投げてみた!話し。・・・20170924sun.@Xデザインフォーラム・千葉工大

    3つめのデザイン=「動機のデザイン」をとにかく投げてみた!話し。・・・20170924sun.@Xデザインフォーラム・千葉工大

    <自分の>考えを見える化して世に投げたのは、ハジメテかもしれない(*1)。

    展示パネルであれば、博物館・資料館に並ぶものはつくってきた。
    ワークショップやセミナーを企画・運営するときは、PPTなど素材を用意する。授業の教材もつくる。

    が。今回はすこーし、ワケが違う。「ヒトサマ(クライアント)」のものではない。だれかのためでもない。「自分の・自分たちの」考えのポスター化(パネル化)である。

    9月24日(日)、第3回Xデザインフォーラム@千葉工大(*2)。
    午前のワークショップは上田先生(プレイフル!)。Xデザインは、今年になって、ナイスなワークショップに連続参加させていただいた。キニナル方々(*3)がぎゅぎゅぎゅ、と集まるオトクな(?)場である。

    プレイフルな予感?のXデザインフォーラム会場

    「YOU、ポスター発表しちゃいなよ(ニヤリ)」と声をかけていただいたのは7月か?かくて、おっかなびっくり発表することとなる。

    *  *  *

    小さなデザイン事務所である。

    何かシゴトのお声がけがあるときは、多くの場合、「デザインください」で始まる。
    このときの「デザイン」のイメージは、「完成形」であり、「止まった」ものである。
    言ってみれば、「グラムなんぼ」の世界である。(○○が○ページでいくら、○○が○種類でいくら、という、「量」で計るカンジ。)
    「デザイン」というものを、「名詞」で捉えた、<止まった>イメージである。

    しかし、デザインに関わった人なら骨身に染みているだろう。
    「デザイン」は、「動詞」である。「する」ものである。絶え間ない<動き>である。

    もちろん、デザインは、最終的に、なんらかの「カタチ」を介して、何が届くか、というものである。「(有形無形の)カタチ」(*4)にいったんしないことには、なにごとも届かない(*5)。「カタチ」へと顕す・可視化する行為(=カタチのデザイン)はとても大事である。

    これを、「第一のデザイン《カタチのデザイン》」と呼ぼう。


    ※ポスター画像、クリックで拡大

    *  *  *

    「第一のデザイン《カタチのデザイン》」は、どこからともなく現れるものではない(*6)。
    これに先んじて、「何をカタチとするべきか」という、長い長い、試行錯誤、選択、抽出、凝縮の道のりがある。
    もやもやとした状態(混沌)の中から、何が本質であり、価値であるのか。この芯を探し出し、凝縮させる行為(=価値のデザイン)が不可欠である。

    カタチへの姿勢が真摯であるほど、カタチ(=量で計れるもの)の背後に、夥しい「質への問い(探求)」という行為がある。これを、「第二のデザイン《価値のデザイン》」と呼ぼう。


    ※ポスター画像、クリックで拡大

    *  *  *

    この2つのデザインは、実地の経験の中で、シミジミと感じ、じわじわと発見したものである。、、、もちろん、私が世界における「第一発見者」というわけではない。幾万(幾億?)の人々が発見してきた、いわば「アタリマエ」なことを、私もまた、自分として(ナラティブに)発見したのである。

    この発見は、さらに続く。それが「第三のデザイン=動機のデザイン」である。

    *  *  *

    私が関わるデザインの現場は、多くが地方や中小企業であり、NPOや農家さん、個人事業主さんや生活者たちがそこにいる。
    デザインに係る「専門家」は(増えてきたがそれでもまだ)少なく、デザイナーと何かの取組をした、という経験を持つ人も多くはない。

    そんな中、「第一のデザイン《カタチのデザイン》」から始まり、ワークショップによる対話(*7)を通して「第二のデザイン《価値のデザイン》」の存在に気付き、遡り、意識が向けられ、ようやく本来のデザイン行為が動き出したとしても(ここまででもなかなかタイヘンなのだが)、常に、「だれがその一連の行為を担うのか」「だれがそうしてできあがったものを育てるのか」「だれに届けるのか」という課題が突きつけられる。
    (一時的な予算で<主体者不在>でつくられた商品・サービスが育てられることなく消えてゆくのは残念ながらめずらしくない光景だろう。)

    「価値のデザインからカタチのデザインへ」と至るプロセスが途切れることなく、常に変化しながららせん状に生成する動き(ダイナミズム)を支える土壌、、、主体者たる担い手たちの関係性を編むデザイン(=動機のデザイン)が常に求められる。

    気が付けば、「第三のデザイン《動機のデザイン》」に奔走(四苦八苦?)する毎日であった。

    第三のデザインが活きる現場、活かす人はどこ?

    ※ポスター画像、クリックで拡大

    *  *  *

    「動機のデザイン」という言葉は、今回のポスター発表を機に、初めて前面に出した。(O先生がもっとスポットライト当てなよ!とアドバイスくださった*8)

    これまでは「関係性づくり」という言葉を当ててきた。(あるいは「マキコミ」という言葉や「仲間づくり」という言葉や。)

    「関係性」をつくるには、(自分を含む)人々の、それぞれに異なる「動機」を探すことが不可欠である。

    さまざまに限りがある中で、それぞれに異なる動機を探し出し、編み合わせること。働きかけ合いながら、絶えず編み換え続けること。

    …アタリマエながら、今のデザイン、これからのデザインって、それが大事だよね??
    図A、図Bの、上の軸(価値からカタチへ)は、これを支え、進める原動力となる下の軸(動機のデザイン)と両輪で、ともに進めてこそ、それぞれがエンパワメントするよね?
    そして、これらの主体者は、いわゆる「専門家」だけに固定されたものではなく、多様な人々による多様な関わり方があるよね??(ここがのびしろ!)

    実践を通して気付いた(気付かされた)、3つのデザインと、その構造。(*9)

    、、、そういったことを問いかけよう、としてつくった一連のポスターではあったが、はたして、どれほどのことが届いたろうか???

    つくりかけの書籍のページも一部を展示、書籍タイトルは仮の仮の仮

    *  *  *

    、、、少なくとも、ポスターからはほぼ伝わらなかったんだろうな~、、、。。。(猛省。)

    それでも、ブースに来てくださった幾人かの方々とはたいへん興味深いお話しを交わすことができた(ありがたや~!)。対面トークからは、若干届けられた部分もあったかもしれない。

    、、、けど、トークではアカンのや~!トークなし(本人なし)で伝わるものにしたいんや~!!

    現在、書籍化(*10)に向けてゼッサン制作中である。過去に、ともに取り組んだいくつかの現場の担い手の方々へ、「その後」の様子をお聞かせいただく取材の旅(?)をこの夏スタートした。

    さまざまな現場、それとは気付かれていないかもしれないけれど、それぞれの「デザインのフロンティア」で、専門・非専門問わず、自覚的に、あるいは無自覚に、それぞれの困難に向き合っているであろう人たち。アタリマエながら大切なことを、ショセキカにおいて可視化して、それぞれの現場で、3つのデザインを「指差しトーク」できるようになれば、少しステキなことが起こらないだろうか、、、、??

    先は長そうである。また進展させて続きをアップしたい。

     

    ■補足
    *1
    「自分がクライアント」となるのは卒制以来かも??「自分クライアント」でしかできないことを、あらためて実感。

    *2
    第3回Xデザインフォーラム「プレイフルな学びとオープンなデザイン」
    http://informationdesignforum.blogspot.jp/2017/08/3x.html

    *3
    授業見学に行かせていただいた同志社女子大学の上田信行先生(★関連ブログ1)や、第2回Xデザインフォーラムで登壇された千葉工業大学の安藤先生(人呼んでUX王子?)、台湾でナイスなワークショップを企画された同じく山崎先生(★関連ブログ2)、学生さんとともにグラレコの取組がキニナル常葉大学の安武先生などなど、キニナルメンバーがずらり。ポスター発表では成安の学生さんも単独でエントリーしていました(夜行バスで参加。スゲイ!)。そして新たにはこだて未来大学の原田先生を知り「当事者デザイン」という言葉がおおいにキニナリました~!★関連ブログ1
    https://mlog.link-cd.jp/20170716-275.html

    ★関連ブログ2
    https://mlog.link-cd.jp/20170628-168.html

    *4
    「有形無形のカタチ」、というのは、物質的なカタチ(有形)のみならず、言葉や音楽、ダンス(動き)などの無形のカタチも含んでいます。

    *5
    何かを直接相手に届けることはできない。自分でコントロールできるのは表現する(顕す)ところまで。、、、と思えば思うほど、カタチのデザインって、大事。

    *6
    「専門家なんだから、答え(カタチ)もってきてよ!」とのシーンは少なくなく、半分当たっているのですが、半分当たっていません。多くの場合、「自分はデザインなんてまるでわからないから」との敬遠があったりします。けど、「価値探し」は、現場にいる方が見つけられるものも、とっても多いのになあ、と感じます。そこで、価値探しのステップを、対話形式で、できるだけともに取り組んだりします。どちらか一方だけでは見つけられないこと(←これ多いです)が見つかったりします。、、、そのプロセスが、自然と「第三のデザイン」(=互いの動機を探し合い、高め合うデザイン)になっていたりすることが多い、と感じるのです。

    *7
    現場では通常「会議」「打合せ」と呼ばれるような場も、できる限り「ワークショップ」を意識して取り入れています(そういった言葉遣いは行わず、こっそり取り入れることも)。ここで「ワークショップ」としている要素は、「その場でガチで(言葉だけでも)作業する、参加の前と後で、参加者の互いの考えがそれぞれに変化している」状態を意識しています。

    *8
    ポスター発表に向け、事務所内で数週間「つくりかけ」ポスターを貼りっぱなしで、メンバーと、あーでもない、こーでもない、と試行錯誤(プロトタイピング)していました。(ギリギリまでしていたので、ふせんのまんまのプレゼンスタイルです。)それを見た大草先生(成安造形大学)からナイスなご意見をいただき触発され、3つの中でもとりわけ「動機のデザイン」に重点を置くスタイルへと変わっていきました。ポスター発表に向けた、小さな「オープンイノベーション」でした~!

    直前までふせんで試行錯誤、ふだんの作業(ワークショップ)っぷりをそのまま会場に持ち込んだ

    *9
    実践の中で、大小さまざまな傷とともに発見した3つのデザイン。特に動機のデザインなんて、得意なわけではなく、まさに必要に迫られて。(もともとものづくり出身やし~!)できないことだったからこそ(多少の痛みとともに←成長痛?)発見が多かったのかも。

    *10
    数年前より、幾人かからこれまでの活動に興味を持っていただき(おそらくは私では自覚していない「価値の予感」を感じていただき)、「その取組や気付きを本にしなよ!」とハッパをかけてもらっています(ありがたや~!)。
    私にしてみれば、特に変わったことをしているわけでも、大きなことをしているわけでもなく、「こんなことを本にして、読みたい人いるんだろうか?」とドキドキ。
    が、アタリマエだけど大切だよね?意外とここの可視化ってないかもよ?同様のシチュエーションで苦労している人が他にもいるなら、本にする価値あるんじゃない?と、これまた幾人かに背中を押していただき、おっかなびっくり進行中です~!(「動機のデザイン」してもらっています~!笑)

    おっかなびっくりポスター発表~~汗

  • 平城京の「端っこ」はマナビがテンコモリだった話し。・・・20170819sat.@Narative・奈良

    平城京の「端っこ」はマナビがテンコモリだった話し。・・・20170819sat.@Narative・奈良

    「端っこ」から学んだ。境界、と言い換えてもいい。

    8月19日(土)開催の「Narative(*1)」は、主催者と参加者の境界のようなポジションで関わらせてもらった。

    中学、高校、大学ほかの気鋭の教育関係者たちが、なんかやろうぜ!と意気投合したのは昨年の秋頃だった。、、、と聞く。
    イベントを率いる、いわゆる「中心的」メンバーのみなさん。その一人である筒井先生(*2)に「8月に、奈良で、おもしろい人たちがオモシロイことしますよ(ニヤリ)」と声をかけられたのが今年5月。

    奈良で?教育??ICT??当然アクティブラーニング、しかも「ナラティブ」だって、、、??
    「それはオモシロソウですね!(参加者として)」と口からこぼれたら、ぽいっ!と実行メンバーのメッセンジャーグループに加えられてしまった(おや?)のが私にとっての始まりである。

    タイトルにヤラレタのが運の尽き?

    *  *  *

    「メッセンジャー」と「SLACK」の2種のグループに放り込まれた(←言い方!失敬)のだが、この時点で知っていたのは筒井先生1人。10名ほどか、会ったことのないメンバーから次々とtタイムライン上にメッセージが重ねられるが、状況が把握できない。(SLACKはハンドルネームで入っていたりするし、顔写真でなかったりもするし、ますますワカラナイ。個体認識ができない~。)

    Zoom(*3)でのオンライン会議が開かれて、ようやく、うっすら、リンカクが見えてきた。

    5月からの参加で、私のタッチポイントはZoom会議2回、現地の下見歩き1回、あとはメッセンジャーとSLACK(*4)ですべてが進められた。
    リアルは、わずかに下見(*5)の機会だけである。果たして19日の行基像(*6)前で、「ハジメマシテ」の運営メンバーのみなさんとお会いすることとなる。

    行基さんのおひざもと、40名以上が集合、Zoomを各自のスマホにセッティング

    *  *  *

    —————-
    8月19日(土)プログラム概要

    ・午前:高畑界隈(新薬師寺、志賀直哉旧邸)をまち歩き、Zoomによる解説つき
    ・午後:奈良女子大付属中等学校にてA、Bの2教室に分かれて各種ワークショップ体験
    ラストに全員で一日の体験をシェア
    —————-

    かつての平城京の「都の端っこ」を出たり入ったりする散策ルート。
    リアルで40名、オンラインの参加が入れ替わり立ち替わりのべ20名ほどだろうか?これほどの規模でのZoomによる多元中継まちあるき(ブラタモリ?)はおそらく世界で初のココロミ。

    興福寺からスタート。この風景、このエクスペリエンスが無料(タダ)なのが奈良のスゴイとこ

    タモさん役の前川先生(*7)が遠方(福岡)であるのを筆頭に、それぞれフィールドの異なる運営メンバーどうしが事前に会えたわけでなく、メッセンジャーでの打合せも詳細までは及ばない。Zoomすらタイミングが合わず参加できないメンバーも。限られた条件、限られた時間の中、当日に向けて、各人が役に立つかな?と思う準備を持ち寄り、現場の動きを読みながらスタートした。

    タモさんこと前川先生が目の前のものを次々と解説しつつウォーク
    高畑の土塀のまちなみを歩く。イヤホンからはZoom解説

    この状況が「端っこから」見え隠れしていた私は、ひたすらみなさんの現場対応力、臨機応変力、パラレル処理力に、マジ、びっくらした。プレイヤーどうしがそれぞれに起点となり、ノールックでパスを回し合う南米系?のサッカーの試合のよう、、、!

    *  *  *

    午後の会場は奈良女子大付属中等教育学校
    PCルームで信貴山縁起絵巻を題材にデジタルワークショップ
    プログラミングを体験してロボットを動かしてみるワークも
    ビジュアルで直観的に操作

    *  *  *

    一方で、私の動きは鈍かった。(反省)
    ワークを担当するでなく、「遊軍」のような立場にいたのだから、もっと臨機応変に、小さな対話の起点になれたろうに。

    「今から何がおこるのか」、ロクにわかっていない私であったが、参加いただいたみなさんは、さらにもっとわかるはずもなく。
    サプライズを楽しんでいただくのが主であるものの、人によってはフォローがほしいと思われることもあったろうな。

    「端っこポジション」ならではの、参加のみなさんからの小さな波のキャッチアップを、もっとできたろうに。(→私よ。猛省)

    教室を2つに分けてプログラムは同時進行
    問いを自ら設定し、提案へといたるワークショップ

    *  *  *

    ところで、この「端っこ」ポジション。

    ここは、とても重要なポジションである、と日ごろ感じている(*8)。
    変動(振れ幅)がとても大きなポジションである。

    いわゆる「中心」にいると自覚しているとき、多くの人は、モチベーション高くガッツリと動くだろう。
    「端っこ」のとき、どう動くか。あるいは、端っこのメンバーと、どう接するか。

    ナラティブ運営メンバーのみなさんは、私という「端っこ的」メンバーを、じつにうまく、「ふんわりと」ホールドしてくれたのだ。
    圧力をかけるでなく、少ない情報の中から私という個性を推し量りつつ、これどうかな?という球を出してくれたり。これによって、限られた時間ながら、自分なりの関わりどころが楽しくできた(*9)。

    「端っこ」に係る柔軟性。ここをやわらかく対応できるかどうかは、組織にとってはとても大きい。

    プログラムの最後に1日の経験をシェア

    *  *  *

    リアルで会わずに、オンラインですら限られた時間と情報の中、「中心的」から「端っこ的」なメンバーまで、それぞれがそれぞれに、可能なこと、有効だと思うこと、何より自分にとって「今・ガチで興味あること、チャレンジしがいのあること」を持ち寄り、パスを出し合い、受けとめ合い、パラレルに、同時に、かつ多様に、気付いたら即座に軌道修正をかけつつ、行動する。
    当日ハジメマシテなメンバーは私だけではなく、オンライン上のサポーターまで含めれば、海外までゆるやかなネットワークがグラデーションを成しており、網の目状の組織が絶えず自律的に変化する。

    ナラティブというイベントは、メイキングから当日の運営まで、一貫してこのようなスタイルで実行された。

    このダイナミズムが、とっても近未来的、、、!!、、、と、ワクワクとステキなポジション「端っこ」で体感した。

     

    これが私の、Narativeのナラティブ体験なのである。

    奈良開催ならではのステキな問いは今も響いている

     

     

    ■余談 「平城京の端っこから ―高畑の風景―」

    平城京の端っこだからこそ、天平の美仏とともに歴史的な家並みが残っており、背景の山々が近く、往時の風景を偲ばせる。
    端っこならではの静けさと自然環境をぞんぶんに活かしたモダンな作家のサロンもある。
    そこへ奈良を愛する写真家の作品を収めた現代的な建築の風景が重なる。
    この写真館、「なんで観光客も少ないこんな奈良の端っこに超絶クオリティーの現代建築があるわけ?」と、そのギャップにびっくりする。
    、、、しかし、今回久しぶりに高畑を訪れて、「ここだからできたのだな」と妙に納得した。スゲイぞ、端っこ。

    志賀直哉自身がディレクションしたモダンなサロン
    奈良を愛した入江泰吉の写真を収める美術館は黒川紀章設計

    ■補足

    *1
    「Narative(★) 未来の学びを語る夏 歴史の叡智とICTでつなぎむすぶなら(奈良)」イベント告知ページ
    https://peraichi.com/landing_pages/view/narative

    ★そもそも「ナラティブ」って?
    今、さっくりググってみても、手頃なものがヒットしないので、ざっくり私の認識を書きますと~、、、。「ストーリー」も「ナラティブ」もどちらも「物語」だけれど、誰が語っても変わらないのが「ストーリー」で、「私」を通した私の物語が「ナラティブ」。人がいればいるだけ、それぞれのナラティブがあります。、、、とざくっと理解しています。
    あ、ちなみに、ナラティブの(単語としての)スペルはNarrative。イベントの「Narative」は「奈良・Nara」だからこその、オサレな?固有名詞です~!

    *2
    筒井洋一先生。今年(2017年)4月に京都工芸繊維大学での授業を見学・参加させていただいたのがご縁の始まり。プロフィール詳細は*1のHPにて。授業見学の様子はこちら。
    https://mlog.link-cd.jp/20170708-220.html

    *3
    Zoomはね~、100人同時に入れるスカイプ、と思っていただければ。
    画面の切り換え(編集)、録画ができたりする。ホワイトボード機能があったりするらしく、オンラインで、かなり「いっしょにつくっている感」が共有できる。

    *4
    SLACKはね~、カテゴリーごとにスレッドが立てられて、ログが残せる、オンラインの会議室、テキなやつ。(←ザツやな~)

    *5
    下見の様子はこちら。
    https://mlog.link-cd.jp/20170802-357.html

    *6
    言わずと知れた、奈良の超定番待ち合わせスポット。ナラケンミンは、それが誰かもカイモクわからないこどもの頃から「ギョウキ前で!」と待ち合わせしてきた。後に歴史の授業時間に「こんなエライヒトだったのか!」と知る。

    *7
    前川修一先生。歴史の先生としての知識は言うに及ばず、奈良のまちを、目の前の参加者さん+仏像+車+シカ(!)に加え、イヤホンからのオンラインのリクエストに次々と対応しつつ、「ブラタモリ」をアナウンサーも裸足で逃げるほどの美声&名調子で語りきり、歩ききった。福岡が本拠地なので、下見歩きはしてないんだよ~!なんでできんねーーーんんん!!(驚)。プロフィール詳細は*1のHPにて。

    シカとの対話もぬかりない

    *8
    もちろん、中心も、そのすぐとなりも、端っこまで、スベテのポジションがそれぞれに重要である。
    ただ、グラデーションの端になればなるほど、ここの層の厚みや柔軟性や寛容性による、運動や熱量の「総量の振れ幅」が大きいなあ、と思うのである。

    *9
    当日は数少ないジモト奈良メンバーとしてまちあるきをサポートしました。いろんな視点をもつみなさんとまち歩きできたこと、午後のワークの刺激を受け発見が続々。

    奈良時代の地図と歩いたルートを照らし合わせてみた
  • 元祖フィールドワーカーの神トークにトリハダ!な話し。・・・20170811fri.@京町家ギャラリーHAPS

    元祖フィールドワーカーの神トークにトリハダ!な話し。・・・20170811fri.@京町家ギャラリーHAPS

    彼の活動は気になっていた。(*1)
    京都に来る!とのニュースを拾い、自転車を走らせた。

    プロフェサーN(*2)、人類学・民族考古学者。台湾の「原住民族」(地元での呼称)をテーマに、二十数年来フィールドワークをされている。愛称「のばやん」。

    今回、彼の膨大な研究活動の、一端が披露された。
    正座と体育座り(!)で30名も入るといっぱいとなる、真夏の京町家でのトークライブ(*3)は彼にとっても珍しい体験だったに違いない。

    タタミにぎっしり、身動きも難しい中、トークに惹きこまれ全員が集中

    *  *  *

    ①神ポイント1「フィールドワークがヤバイ」

    シゴト柄、私も「フィールドワーク」をする。範囲や深さはプロジェクトによっていろいろ。
    それの本家本元の説得力に、ショックを受けた。

    大学で学生さんに「手描きメモが大事」と推奨する。
    「身体測(*4)」をしてもらってもいる。

    、、、それの、のばやんの実績の、説得力、たるや。

    私もそんな、「伝える力」を持ちたい。と、憧憬。(これは「伝え方」よりも、「背景(実経験)」に背うところ大、なんだろう。だとすれば一朝一夕のものではないけれど。)

    本家フィールドワーカー?のフィールドノート。なぜ手描きか?臨場感ある解説にドキドキ

    —————
    ②神ポイント2「トークがヤバイ」

    ゲストスピーカーながら、自然に場を回してしまうコミュ力。
    ふだん、みんぱく(*5)のトークイベントなどにやってくる参加者さんとは少々ブレンド具合が異色だったのでは?と想像される今回の受講者。(リアル猟師さんとか、アーティストとか~)
    トークの守備範囲がめちゃめちゃ広い。話題という意味でも、語学(日、台、英)という意味でも、老若男女という意味でも、笑かしポイントも押さえてるで!という意味でも、遅れて到着する参加者(←私だ、失礼)に、トークを途切らせることなくアイコンタクトとスマイルで迎え入れる余裕と心配り、という意味でも。

    なんつー柔軟性と包容力、パラレル処理能力。ノーミソどうなってるんや!と、唖然。

    —————
    ③神ポイント3「プレゼンがヤバイ」

    当然と言えば当然だが、PPT資料のクオリティがハンパない。
    過不足ない。(言い方アレですが、これって難しい。)

    展開のスピードや、内容の濃度や、途中で他の登壇者に関わるスライドが出てくると話しを振って同席者の魅力を引き出したり。
    要所要所にビジュアルのデータが組み込まれた学術的なロジックの積み重ねが(これまた至極当然ですが)めちゃめちゃに納得させられる。
    適切なステップって、こんなに小気味がよいのだ!と、感動。

    図には英語のキャプション。論文に使ったんだろうな~

    *  *  *

    、、、私が「学術オンチ」なのかもしれないけれど。
    アカデミックなプレゼンを(ほぼ)知らないせいかもしれないけれど。

    、、、思えば、このトークイベントは、アーチスト含め「学術発表」を聴きにきたわけではない人々に対し、自分の「本気フィールド」を題材として、膨大で深い知見の中から、大事な部分をわかりやすく伝える、という、図らずも「とてもゼイタクな」仕立てだったのかもしれない。

    のばやんの今回のトークが衝撃的にオモシロカッタから、と言って、のばやんの(例えば)学会発表があったとして、私が聴いてもこれほど楽しめないのかもしれない。

    深いことを、わかりやすく。

    昨日のような場だったからこその、「神トーク」「神ダイアローグ」だったのかもしれない。

    トーク中も、質疑タイムも、終わってからも、常に姿勢が開かれたのばやんの周りでは、知的で尊敬に満ちた対話が次から次へと自然に生まれていた。

    うーんんん。オソルベシ、プロフェサーN。
    そしてホンマありがとう~!!

     

    ■補足

    *1
    台湾(※)をフィールドにされている点、こどものころに行ってショーゲキを受けた「みんぱくのナカのヒト」という点、シゴト柄自分なりに実践しているフィールドワークの本流であろう点、ダイスキな太郎ちゃん(←岡本太郎氏)が一時期絵筆を置いて文化人類学を本格的に学んでいた点、などなどから気になっていた。
    なかでもデザインのプロセスで行う「エスノグラフィー」の本家本元である。エスノだよ?エスノ。

    ▼「エスノグラフィー」の簡潔な解説(コトバンク)
    https://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC-444914

    エスノグラフィーの初心者向けに、のばやんが教えてくれた本

    ※参考)2017年6月に参加、路上観察から始まる台日合同ワークショップの様子。台湾マイブーム、マイラブ。(↓ブログにまとめてます)
    https://mlog.link-cd.jp/20170628-168.html

    *2
    野林厚志氏。国立民族学博物館 学術資源研究開発センター・教授。専門分野:人類学、民族考古学、台湾研究。愛称「のばやん」。
    http://www.minpaku.ac.jp/museum/showcase/staff/nobayashi/index

    *3
    東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)主催、ALLNIGHT HAPS 2017 前期「日々のたくわえ」展関連イベント。ゲストトーク「狩猟の民族考古学 —台湾のイノシシ猟から—」。
    http://kyoto-artbox.jp/event/33326/

    HAPSギャラリー。期間中 夜通し前面ガラスに作品が投影される

    *4
    身体測(しんたいそく)・・・歩幅や指の長さ、身体の各部位の高さなどを使って、モノや空間の長さ、大きさ、広さなどを測ること、、、と、理解していたんだけど、ググっても出てこない??一般的な用語ではないのかな~?汗。

    *5
    みんぱく・・・国立民族学博物館のこと。「みんぱく」と言えば万博公園のアレだよね?私、オセアニアコーナーが好き~♪!と親しみを込めてこう呼ぶ。(もっとアクセスがよければなあ~!)
    http://www.minpaku.ac.jp/

     

    ■追記

    台湾原住民のファミリーとともに寝起きし、イノシシを追い山野を巡る、長年に渡るフィールドワーク、研究活動。野林氏にとって数多ある(あったであろう)選択肢の中でなぜこれだったのか?(当初は70歳を超えるベテランの狩人について行くのもやっとだったという。)自身を動かす推進力の泉となる、大きな動機のカタマリ(マグマ溜まりのような)がないと続くわけがない。トーク終了後、ソボクな疑問を投げかけてみたら、「高校でアーチェリーやってたこと、大きいと思うよ」とのこと(!)。ビックリ。そしてなんだかウレシイ。こんな風に花咲くのか、、、!

     

  • ナラティブな奈良歩きで「絶対(時)空間座標」がタテヨコ繋がった話し。・・・20170801tue.@奈良・高畑界隈

    ナラティブな奈良歩きで「絶対(時)空間座標」がタテヨコ繋がった話し。・・・20170801tue.@奈良・高畑界隈

    奈良を歩いた。

    めちゃめちゃ楽しいまち歩きだった、、、!!!、、、というノリでは収まらない、何かざわつく、深層をゆさぶるまち歩きだった。
    歩きはじめてほどなく、自分の深層にリーチしているな、という不思議な感覚があった。
    今京都に帰り着き、半日ながらタイムトラベルしたような「目眩」をあじわっている。

    *  *  *

    8月19日(土)、「Narative(ナラティブ)」というイベント(*1)が開催される。多種多様な教育現場で活躍するメンバーが、古都・奈良を舞台に「今、自分が気になるテーマ」を持ち寄り、実験的な学びのワークショップをしようというもの。奈良の人は少ない。が、それぞれがよりにもよって(?)奈良に「なにか」を触発されているという点がとても興味深い、、、ということをチラリと顔に出したら、いつのまにか(?)メンバーの(ごくごく)すみっちょに加わって(加えられて?)いた。(あれ?)

    当日の午後は会場(奈良女子大学附属中等教育学校)でいくつかのワークが開かれ、午前は奈良のまち歩き。イベント全体の導入でもある。一種の「ブラタモリ」なのだが、中学・高校・大学で歴史を教える&研究するメンバーが中心にナビゲートするので、ちょっとした会話のひとつひとつが、じつにワクワクとオモシロイ。

    今日(8月1日)はその下見(*2)として会場までの道を歩いた。

    ナラティブ実行メンバーのみなさんと下見。手にしたPCでZOOMの中継の実験

    *  *  *

    コースのメインは高畑である。
    奈良歩きの「レイヤー1」が東大寺界隈とすれば、ならまち界隈は「レイヤー2」、高畑は「レイヤー3」か。

    レイヤー1。シカさんと外国人観光客というおなじみ?の風景
    レイヤー2。生活の顔も見えてくる ならまち界隈
    レイヤー3。時間の流れも変わったかのよう

    1、2、3と進むにつれて、累乗的に人(観光客)が減っていく。
    それだけでもタイムトリップには好都合なのだが、さらに、この界隈がタイムトリップに適している点に気が付いた。

    ここは平城京の「端っこ」なのである。

    *  *  *

    高校まで奈良(田原本)に住んでいた。家の商売柄、古社寺に数多く訪問する機会があった。高畑のお寺、新薬師寺は当時から好きだった。仏像がスケールアウトして異様に緊密に並び立つ堂内の空間も好きなのだが、風景にドキドキする。

    ゆるくカーブする道と土塀。いよいよ新薬師寺
    こじんまりとした外観からは想像がつかないくらいの密度で堂内には仏像が立ち並ぶ

    土壁の細い坂道を上り詰めると視界が開け、ここより先が「山の辺の道」との道標があり、「白毫寺へ」とある。そのころは「なぜ」とも知らなかったが、「何か目に見えない境界を超える」違和感(恐怖のような、期待のような)を感じ取っていた。不思議にざわざわする「端っこ感」を感じていたのである。

    「山の辺の道」の道標の先は田園風景。空間の密度が不意に変わる

    *  *  *

    今日、その謎が解けた(気がスル)。
    ここは平城京の端なのだ。当時最先端の世界都市・奈良の整然とした条坊制の京(みやこ)の風景が果て、それより古い土地(石上や飛鳥・藤原京)へと繋がる道と風景が始まる。

    条坊制の境界を自分の足で歩いたことから、体感の「モノサシ」ができた。これを延伸して、ぱあっと平城宮址を越えてひろがる平城京の広さを体感した(もちろん「本人談」である。笑)。
    さらに、奈良盆地の底・田原本で生まれ育った私のセンサーは「それより南の奈良」「それより古い奈良」に反応する。「境界のモノサシ」から、藤原京ほかその他の古い土地との距離感を体感できた(と感じる)。家の前の道路下から大量の葦が出た、弥生が足もとに眠る田原本のマップや、飛鳥の部分的脳内マップは持っていた。斑鳩も。三輪も。これら細切れの脳内マップが、「モノサシ」を得たことから絶対座標で「繋がった」感を得た。

    「奈良時代MAP」この本に大きなヒントをもらった(奈良時代の条坊制の地図と現在の地図を重ねて見られる)

    *  *  *

    奈良を離れ、京都に暮らして長いが、自分の(絶対音感ならぬ)「絶対土地感」というべきものが、今も奈良(なかでも田原本)を「絶対座標ゼロ地点」としているらしきことにあらためて気付き、驚いた。

    、、、けれど、これは動物的に考えれば「アタリマエ」のことなのかもしれない。その環境の「内」に生まれ、自他の区別がつかないところから(自分にとっての)世界観がスタートしたのである。基層に編み込まれた「ゼロ座標」に比べれば、どんなに長く暮らそうと、それ以外の土地は「外から入っていった土地(つまり座標にはなんらかの数値が入る)」だろう。

    *  *  *

    「高校までの時空間と今」「奈良の京のウチとソト」。
    2つの境界を行ったり来たりすることとなった今回の下見ツアーは、奈良にゼロ地点を持つ私にとって(想像もしなかった)基層が揺れる経験となった。

    しかし奈良生まれでなくとも、今回のコースは「ゆさぶりをかけてくる」ものになるのではないか。
    「まんなか」にはまんなかにしかない没頭のオモシロサがあるが、「境界」には境界にしかない不連続の・俯瞰的なオモシロサがある。2つの異なる世界を瞬時に体感できるオトクな(?)場なのだろう。

    違いの差分がゆさぶりを生む。

    、、、そうか。みなさん、奈良に何か「差分(の予感)」を感じているんだな??8月19日のワークショップがタノシミ、、、!なのである。

    ワークショップ会場となる奈良女子大付属中学。シカさんが入るのね(やっぱり~)

     

    ■補足

    *1
    「Narative」…奈良とプログラミング?ICTと古典??差分がキニナル学びのワークショップ。
    8月19日(土)開催。会場は奈良女子大学附属中等教育学校。マナビの最前線で活躍するメンバーが各ワークを担当。
    紹介ページはこちら。https://peraichi.com/landing_pages/view/narative
    (私はほんの少しだけお手伝いしています)

    *2
    新薬師寺(奈良時代)と志賀直哉旧邸(近代)をポイントとして巡る。時空間の差分を味わってほしい。「Narative」当日はこのまち歩きの様子をZOOMで中継する。

    モダンなダイニングのある志賀直哉旧邸は文化人が集うサロンだった
    次から次に目に映るものに実況ナマ中継。知識と好奇心たっぷりのみなさんのトークからたくさん触発されました
    ■追記/メイキング裏話

    ※その1
    下見ツアーは二田 貴広さん、小坂 至道さん、筒井 洋一さん、私の4人で実行。ZOOM環境は筒井さんがセット。
    終点の付属中学の一室にてプランのまとめ。本番当日のまち歩きご担当の前川 修一さんとZOOMでチャットし、遠方(福岡?)からリアルタイムでフィードバックをいただきブラッシュアップ。みなさんそれぞれにアイデア豊富で判断が早く、あっという間にカタチになっていく現場はまさにワークショップ!すでにこのプロセスが実験的で発見がイッパイでした、、、!

    ZOOMで遠方(福岡)からの参加も得て、どんどんまとまる
    下見歩きマップ。当日はどうなるでしょう~??

    ※その2
    下見歩き中たくさん目にした奈良スイーツにココロ奪われ、ちゃっかり食べて帰りました。特にならまち界隈、お洒落なリノベショップ&スイーツがたくさんありました~!

    キンナラ界隈でイートイン。奈良の食材にこだわったスコーン専門店でした♪

  • 「参与観察」としてのリアル京大生体験(聴講生だけど)をシミジミ味わってみる話し。・・・20170405~@京都大学

    「参与観察」としてのリアル京大生体験(聴講生だけど)をシミジミ味わってみる話し。・・・20170405~@京都大学

    前期の試験期間が終わった。

    「スマホを時計として使っちゃいけない、他人に答えを教えちゃいけない」。試験に係る注意事項のアナウンスから始まり、セミの声が響く階段教室。さらさらと解答を書く学生の隣で一問目から机につっぷして寝ている学生。いかにも大学らしい光景を、この夏、出題する側ではなく「受験する側」として体験した。

    「ガリレオ」のロケ場所ともなった、クラシックな名物教室で試験を受ける

    *  *  *

    2017年度、京大に聴講生および科目等履修生としてエントリーしている。

    直近の目的は今年度後期に開講する「講義」形式の授業づくりのため。
    これが現実的に見えてきた2016年末、私はおおいに焦っていた。
    「演習」ならまだしも「講義」をつくるのは、私(在野のデザイナー)にしてみれば一大事!なのである。

    「そうだ、ヨノナカには『聴講生』という仕組みがあるらしい!」とふと思い起こし、年末年始、WEBで探しまくった。

    シゴトと両立できるよう、自転車で通えるところがいいな。せっかく(?)マチナカにオフィスがあることだし。
    どうせなら京大はどうだろう?

    *  *  *

    私は芸大出身で、今まで非常勤・客員として講師のご縁があったのも芸術系の大学であり、「芸大」という世界しか知らない。(めちゃくちゃにオモロイ世界だ!が、うすうす?ある種の「特別枠」であることには気付いている。笑)

    一方で、自分が担当するジャンル(コミュニティデザイン)を押さえるためには総合大学「的な」センス(世界観・視点など)がほしい、と思っていた。(ほかにも経営センスとか国際センスとかほしいものはたくさんあるが。一つずつ積み足していくしかない。)

    大学を選ぶとき「ゴキンジョの」各校のシラバスを見漁った。
    いくつかの大学のいくつかの講義のシラバスが刺さった。(最終的には「通いやすさ」が加点され、京大にエントリー。)

    イッチョマエのオトナならば(?)聴講生にエントリーする際、「この先生のこれを聴きたい」があるのではないだろうか。(想像だけど。)
    私は先生がたの情報をほぼ知らず、まっさらな目で「シラバスのジャケ買い」をすることに。
    気が付けば文学部の聴講生(と総合人間学部の科目等履修生)となっていたのである。

    18歳のピカピカの新入生とともにスタート

    *  *  *

    総合大学って、ナゾだった。
    なかでも文学部はもっともナゾだったかもしれない。
    芸大でもデザイン科であった私は建築設計も含む専攻であったため工学部などはわりと想像しやすい。経済、法学、医学、教育なども一般にイメ ージしやすい。
    それが、今の自分の興味関心ごとから「シラバスジャケ買い」した結果、文学部にたどり着くなんて、、、!
    このことがそもそも大発見であった。(またページをあらためてメモしたい。)

    自転車でサクラサク鴨川沿いを通学

    *  *  *

    昨年の同時期、大阪大学が提供する社会人用のプログラムを受講した(阪大WSD)。(2016年度後期開講の授業づくりのために飛び込んだもの。毎年恒例のパターン?笑)。これは土日とeラーニングで組み立てられた「社会人用の仕立て」であった。一方、今年エントリーした聴講生は「学部生が受けているふだんの授業を、学部生と机をならべて受講する」というもの。自分自身がリトマス試験紙となり、リアルに学部生の体験と感情を味わうこととなる。

    「シラバス情報だけで授業を選ぶカンジ」をはじめ、「15分の移動と切り換えってこんなカンジか!(なるほど、授業開始のときのテンションてこうなるわな~)」や、「先生、PPTのページめくりが早スギ~!」「いまんとこの解説、飛んだ~!」だの、悲喜コモゴモ。(これが授業づくりにただちに活かされるか?はナゾなのだが。少なくとも折々の受講生の心情はシミジミ味わった。)

    大きかったのは「15回というひとくくり」から得られる知的刺激の総量のカンジ、とか。
    というのも、私自身、学生時代の「講義受講の記憶」は(残念ながらというかやっぱりというか)ほぼ思い起こせず、これの「重みの感覚」が肌感覚で持てていなかった。今回いくつかの授業を学生として受けてみて、15回の感覚が「少しわかった」(気がスル)。

    中庭、いつしか定番となったお弁当スポット

    *  *  *

    LINK事務所始まって以来「同じシゴト」というのは受けたことがない。
    場所も相手も課題も手段も予算も立場もその都度異なる。
    新しい課題に直面したとき、自分がそれに対して何かを考察し働きかけるには「自分なりのモノサシ」が必要である。
    調査、データ収集などのインプットによりモノサシは形成されていくのだが、これを手っ取り早く(?)つくるために、さまざまなプロジェクトの現場において、可能な限り「参与観察」をしてきた。、、、ということに最近<メタ的に>気付いた。

    初めての土地に行くときに地元のフツウのお宅に泊めていただき、朝からゴキンジョの方との畑仕事にまぜてもらったり(朝から焼酎の洗礼が~!)。
    プライベートで体験したことのない高額な宿泊サービスを考えるにあたりワンピースでオサレ?して同じクラスのホテルのラウンジめぐりをしたり(泊まるのは金銭的に難しかった~笑)。

    とっかかりに困ったときは、できる限り近い環境に身を投じてきた。
    「参与観察」が万能なわけではないが、自分なりのモノサシをまず(目盛りが少なくとも)つくる、ということには大いに貢献すると実感している。(目盛りの少なさは仕方がない。それを自覚しながら延伸すれば使える場面は少なからずある。)

    *  *  *

    学部聴講生ながら京大生を「参与観察」してみて、「総合大学的なマナビ」のモノサシが、ほんの少しではあるが、できた、、、としたい。
    一方で、私は芸大的なマナビのモノサシをすでに(ある程度)持っている(と言えなきゃダメだろう、汗)。
    「現場デザイナー」としてのモノサシも。

    大小はあれど「複数ある」ということに意義がある。
    これらのモノサシが創り出すそれぞれの座標の違いを意識しつつ、より複雑で判然としないモノゴトに、臆せず多面的に向かっていきたい。、、、そもそも、モノサシ1本じゃ、マップはつくれないからね。

     

    、、、なーーーんんんて、「ジンセイ2周目の学生気分」を(ちょっぴり)味わっている夏、なのである。

    前期試験終了、カフェエリアで「ごほうびタピオカミルクティー」

     

    ■追記

    ・今回の「総合大学探検」は、専門性を極める、というよりは、「何が関連領域なのか」「そちら側から見るとどのように見えるのか」「異なる知の経路にはどのようにアクセスできるのか」「異なるジャンルでの<今のマナザシ>はどのようであるのか(何がリスペクトされ何がオワコンと思われてるのか)」などをチラ見しにいった、というカンジである。

    ・また「学生という立場の安全性・安心感」をオドロキとともに再発見できた。日ごろ、(小さな事務所ゆえ)扉を開けたら「外界」という世界に身を置いているので、「学校」という空間や機能に守られているカンジをしみじみ味わった。いいな~、学生さん!てか、やっぱ、学校って、いいな~~!!

    ラーニングコモンズでの取組。エエ環境や~~!!
  • キラキラ女子増量中?プレイフルなマナビにはダンスが不可欠!な話し。・・・20170629thu.&0713thu.@同志社女子大学

    キラキラ女子増量中?プレイフルなマナビにはダンスが不可欠!な話し。・・・20170629thu.&0713thu.@同志社女子大学

    100%のアカペラで始まった。リトグリだ。カンペキやろ、このハーモニー!

    「プレイフル」のコンセプトのもと、魅力的で力強いマナビを展開されている同志社女子大学・上田信行先生の授業にオジャマした。
    取り次いでくれたのは3年生のSさん。「ガールズバンド(GB)」の7期生だ。
    GBは上田ゼミに属する彼女たちが代々名乗っているユニット名である。

    、、、、(困った)、、、。。。。

    2回オジャマさせていただいたに過ぎないのだが、どこから書いていいものやら。(「特異点」が多すぎるのだ~!)
    思い出してもドキドキする。

    教室に到着するとGBたちからウエルカムメッセージが!

    *  *  *

    ◆特異点①ガチプロジェクト

    ガールズバンドのみなさんの日常は忙しい。
    ゼミの限られた時間「以外」に、毎日のように「自主練(?)」している。

    それというのも、上田ゼミへ次々と「シゴト」がやってくるからだ。
    プロジェクト(ワークショップ、セミナー、イベントなど)をお願いする方からしてみれば「上田先生に」との意識がまだまだ大きいだろう。
    けれど上田先生は、「GBたちのシゴト」へと100%にまで高めていきたいと思ってられるようだ。
    「現場」が待っている、ガチのプロジェクトベースドラーニングである。

    先日オジャマしたときには5本のプロジェクトが動いている、と仰っていた。10数名の3年生でこれらを回すのだ、という、、、!

    ワークショップ進行上の疑問点はただちに実演して即時解決

    *  *  *

    ◆特異点②ダンス

    GBたちのワークショップの大きな特徴として「ダンス(!)」がある。
    オープニングで(あるいは中盤で、エンディングで)、実に楽しく、パワフル&プレイフルに、「本気のダンス」が披露される。

    この説得力。
    なんだろう?彼女たちはダンスのプロではない。
    「だからこそ」なんだろうか、メッセージが際立つ。
    プロでないから、と言って、ヘタではダメだ。テレてもダメだ。
    「やりきる」ことが必要だ。「やりきる」には「ハートがフルチューンナップされている」ことが必要だ。
    プロじゃないから(なおのこと)、「ウソ」はバレる。
    彼女たちの「本気の笑顔」(これはつくれへんやろう!)。これにヤラレた老若男女&こどもたち、計り知れず(私もその1人、笑)。

    ダンスを筆頭に、歌(冒頭のアカペラ!)も、ペインティングも、フルートも、レゴも、バンド演奏も、お茶点ても、カフェも、演劇も、コスプレも、プログラミングも、ムービー制作も、GBたちのタレント(才能)を総動員し、ありとあらゆるコミュニケーション手段(※)がボーダーレスに展開される。(※5月のPOF(*1)にて実際に経験しました。それにひきかえ、PPT1本のコミュニケーションの貧弱さよ~、、、自省。)

    *  *  *

    ◆特異点③GBによる授業

    7月13日は20名ほどの1年生に対し、GBの3年生たち(10名ほど?)が授業を取り仕切った。
    「プログラミング的思考」がテーマ。
    アイスブレイクとしてのコミュニケーションゲームから始まり、「カラダを動かして」プログラミング的思考の「ねっこ」を押さえる。ワンポイントレクチャーを経て、実際にMACでプログラミングを行う。これらに係る教材(ひとひねりもふたヒネリもある!)の準備から、進行、ロジックの解説、記録、振り返りまでをスベテ取り仕切る。

    アイスブレイクのジェスチャーゲームでボルテージアップ!実はこれも重要な伏線

    *  *  *

    ◆特異点④カラダ×プログラミング

    この「カラダを動かして」がさすが!なのである。

    プログラミングを自らのカラダを以て「体感」するのだ。単にコンピュータにコマンドを打ち込む、という「指先だけの」「モニターだけの」「順列組み合わせだけの」作業ではなく、「自分自身が歩く、直進する、曲がる、などのアクションをし、それを要素分解・コマンド化して」そのパターンをコンピュータに写し取る(トレースさせる)のだ。

    床の三角形の上を自らが「矢印」となりアクションしてみる。その行動を分解してPCでプログラミング。

    「コンピュータ内のデキゴト」が「ブラックボックス」にならない。「身体化・可視化」を通してそこを司る法則性(ロジック)を見つけ出し、自分が主(あるじ)としてコントロール可能なもの、使えるもの(一種の言語=パターンランゲージ?)となっていく。

    、、、自分自身が中学生のときに、この授業を受けたかった~!(いや、遅くはないか?日本中の親と子に受けてもらいたい~)

    「円」をえがくにはどうすればいい?自分自身のステップで「やってみる」
    上のシーンのあと、「わかった~!」の歓声とともにPCへ向かう

    *  *  *

    ◆特異点⑤「今・このとき・このヒト」オリエンテッド

    6月29日の1年生の授業。「飛び入り」の授業見学者となった私。
    「今日は見学者がいます。何をしよう?」と受講生たちに問う上田先生。
    「ダンス!」との声がわき上がり、「何分バージョン?」に「フルで!」と答える(叫ぶ?)彼女たち。(とにかく元気なのだ!)

    「授業進行だいじょうぶなんだろうか?(汗)」私の心配をヨソに、本気度マックスのダンスが始まった。
    この日の見学者は2名。それに対し、20名ほどが本気のダンスを披露。
    「披露」、、、とゆーか、彼女たちが心から熱中し楽しみハジケル時間を、シェアしてくれた。
    (ショーゲキ的にワクワクした。そして、彼女たちにとっても会心の出来だった、、、!)

    1年生たちの発声で始まった、「完全に授業進行予定外」のダンス。本気度MAX、フルバージョン~~!

    案の定?レクチャーの時間そのものは短くなった、、、が、「深く」なったのではないか?

    リフレクションには私たち見学者も誘(いざな)われた。
    「やりきった」ばかりの彼女たちに、ここぞのタイミングで、上田先生のミゴトなロジックがするするとインストールされる。加えて、異なる立場、異なる角度からオトナたちの「ナラティブ」なコメントが寄せられる。(私は「デザイン」の視点から興奮気味にフィードバックさせてもらった。笑)

    まず経験。そこへ上田先生からロジックの落とし込み。リフレクションタイムでは私(見学者)もフィードバックに参加。

    、、、これって、教科書を使って90分レクチャーするよりも、ずう~~~っっっっっと「カラダに入る」のでは?

    たまたまそこに現れたヒト(私とか)、それを受けた彼女たちの反応や意思、それらの交わるところで「今・このとき・このヒトたち」ならではの授業が展開され、千載一遇のマナビへと向かった。(上田先生のコンダクトにより。驚嘆!)

    *  *  *

    2度の授業の中で、場面が変わるごとにいつのまにかテーブルが現れ、消え、ロール紙が現れ、音楽が鳴り、止み、ライトアップされ、暗転し、円になり、列になり、点になり、立ち上がり、ジャンプし、腹ばいになり、回転し、撮影し、歌い、踊る。

    、、、なんちゅーパラレル処理。クリエイティブの坩堝(るつぼ)。

    なかでも自分テキには、PCに向かってプログラミングしているトナリで本気で踊っているシーンが印象的。直接関係なさそうに見えて、プログラムの発想に、影響を与えているはず。(プログラミングだって、おとなしくしているワケではない。しばしば大嬌声があがるのだ~!笑)

    踊りきったぜ、、、!会心の笑み!

    ダンスはただ楽しいだけでも意義深いが、それだけではない(と深く発見)。
    また違う角度からメモしてみたいが、今日はここまで。

    上田先生、GBのみなさん、1年生のみなさん、一緒にリフレクションさせていただいたNさん、窓口になってくれたSさん。ありがとうございました!

    晴れ舞台であるPOFもさることながら、「日常の授業風景」にドキドキしました、、、、!!

    ペッパーくんもいたよ♪

     

    ■補足

    ▼上田信行先生(同志社女子大学)
    http://research-db.dwc.doshisha.ac.jp/rd/html/japanese/researchersHtml/2581/2581_Researcher.html
    ▼上田先生と中原淳先生の共著「プレイフル・ラーニング」
    https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gen/gen6edu/play_learn/
    ▼GB(ガールズバンド7期生、girlsBand 7th)のFB
    https://www.facebook.com/girlsBand7th/?fref=ts

    *1:
    POF…「Party of Future」は上田先生が館長をされる「ネオミュージアム」(奈良県吉野)にて例年5月に開かれるイベント。他大学はじめ多くの参加者を迎えて実験的なワークショップを開催。GBの4年生と3年生が企画・演出・準備を担当、当日の進行を行う。今年5月6日にオジャマしました。

    5月6日のPOF。フロア全体を俯瞰できる「メタ」と呼ばれる2階から
  • 工芸科学部144名のリーダーシップ?ナゾ多くも太っ腹な授業に参加した話し。・・・20170406~0706@京都工芸繊維大学

    工芸科学部144名のリーダーシップ?ナゾ多くも太っ腹な授業に参加した話し。・・・20170406~0706@京都工芸繊維大学

    「先週まで高校生でした」

    そんな初々しい(スギル?)新入生が大ホールに集まって「リ基礎」こと京都工芸繊維大学名物講座「リーダーシップ基礎 I」がスタート。4月6日のことである。

    履修者144名(1年生)、教員9名、SA8名(2年生)、見学者のべ113名(!)。

    見たことないビッグな授業。参加人数もさることながら、なにかと太っ腹な授業デザイン。

    「亀岡市が若者にとって<住みたくなる街>になるためにどんな交流拠点があればいいか?」との提案をグループワークにて考える、というPBL(プロジェクトベースドラーニング)のカタチを取る。

    亀岡にて実際に移住促進などの事業を展開する実践者をゲスト講師に招き、地域の課題や彼らの取組への思い、実態、情熱を聞く。

    これを受け、専攻の異なる学生たちが5名ほどのチームを組んで、案を考え、亀岡市長や地域での実践者たちに対しプレゼンを行う。

    6月22日、亀岡市長らに対し大ホールでプレゼン。受講生らのモチベーションになった。

    、、、という「経験」を<材料>として。

    「リーダーシップを学び取る」という、カリキュラム、なのだ。

    、、、スゲイ。
    よー~~~~~~、でけてる!!!(言い方!失礼。)

    スベテのプロジェクトには「谷」がある。(ときに「死の淵」とも呼ばれる。笑。)

    この「谷」をいかに乗り越えるのか?

    学生たちは、高校までの「正解が用意された問題」ではなく、「正解なき課題」を「チームメンバーとともに」取り組んでいくこととなる。

    授業のグラウンドデザインは津吹達也特任准教授による。今年3年めとなるカリキュラムだ。

    そもそも「ハジメマシテ」のオール1年生メンバー。専攻も異なる。「リ基礎」だけの仲間たち。
    集まるだけでも一苦労。(身に覚えあるな~、このカンジ。笑。)

    一連の山谷を経験して、知らぬ間に、「リーダーシップとは何なのか」、生きた気付きを得る。

    *  *  *

    授業進行で大きな役割を果たすのがSA(スチューデント・アシスタント)。昨年の「リ基礎」の受講者たち、つまり2年生である。

    初回(4月6日)、私たち見学者をもにこやかに誘ってくれたSAたち。私は彼らのホスピタリティによって「来ていいんだ!次回もこよう!」と思った。(写真はMSFのスライドから)

    講師陣とともに授業計画のmtgから、毎回の授業進行の振り返り、環境のセッティング、受講生へのLINEでのフォローアップ。これらに加え、授業進行の一部も任される、、、と言うか、「三~四部」くらいのイキオイで任される。(スベったりもする。笑。←これがまた大事なのだ!)

    彼らSAの存在は受講生にとってとても大きく、また、彼ら自身のマナビは受講生よりも大きいだろう。
    「2周目」となる彼らは、「リーダーシップ」のレイヤーが数段上がる経験を得る。

    *  *  *

    さらに、である。
    この授業には「見学者」がやってくる。(のべ113名も。)

    誰やねん、このヒトら??(私も含め~)

    ある日の見学者たち。両端は先生。

    彼らは、いわゆる「授業参観」のように、教室のうしろで「おとなしく」しているワケではない。

    ときにグループワークのメンバーとして受講生とともにディスカッションに入りこみ、ときに受講生の発表に対しそれぞれの社会経験から教室中に響く大声で意見(ダメ出し?笑)し、ときに「授業内容の振り返りの進行役(*1)」として教室全体のファシリテーションを行う。(私も60分間ファシリをさせてもらった。)

    見学者の1人、K氏によるMSFでのファシリテーション。

    、、、なんとゆー太っ腹。

    何言い出すか、ワカランのやで、見学者たち??
    しかも、事前に先生方に(必ずしも)会ったワケではなく、イキナリ教室でお会いするのだ。
    (けれど「安全」へのセーフティネットはある。ここらあたりが経験値か。長くなるのでここでは書かないが。)

    「見学者も参加する」という仕組みは、3年目となる「リ基礎」に今年新たに加わった仕組みである。これは、筒井洋一先生によって持ち込まれた。(ZOOMによるオンライン中継も!)

    *  *  *

    津吹先生、筒井先生による「混沌ウエルカム、多様性ウエルカム、谷間ウエルカム!」な太っ腹なグラウンドデザインにより、「リ基礎」は動き出す。

    場に「創造的な混沌」が創り出される。

    これって、マナビがもっとも促進するヤツやんか~~~!!!



    一方で、混沌を混沌のままに置いておくと、もやもやが残る。(残した方がよいもやもやも多々あるが。)

    全15コマの授業のオーーーーーールラストに、受講生1人ひとり、1分ずつのプレゼンの時間が与えられる。

    この限られた時間に(限られた時間だからこそ)、もやもやを晴らさんため?受講生1人ひとり、凝縮された渾身のメッセージが発せられた。(聞き応えのないプレゼンは誰1人としてなかった!)

    それを聞けるのは、あのとき、あの場にいた人たちのシヤワセな特権だろう。受講生、SAさん、先生がたに敬意を表し、内容はここでは書かない。あの場に立ち会わせていただいたことに感謝。

     

    さあ!この経験をどう活かそう、、、?

     

    ■補足
    ▼津吹達也先生
    https://www.facebook.com/tatsuyatsubuki
    ▼筒井洋一先生
    http://tsutsui-media.net/?p=3080

    ※1:
    この振り返りは「Midterm Student Feedback(MSF)」と言う。全15コマのうち、10時間目に相当する時間帯に開かれた。中間で行うからこそただちに授業改善へと活かされる。受講生が授業内容に対しフィードバックを行うのだが、その対象となるのは授業を進行する講師陣とSAである。学生からの本音を引き出せるよう、第三者である「見学者」がこのワークの進行を行うのだ。5つの教室で同時進行されたこの振り返り、5組の見学者たちが同時にワークを進行した。(私も1クラス任せていただいた。)

    6月8日のMSF用に用意したPPT(元となるコンテンツは筒井先生よりいただき、アレンジ)

    見も知らぬ見学者たちに教室を任せた先生方の心境やいかに。(私ならコワイ~!)「単なるクレーム」にならないよう、安全性へのグラウンドデザインはなされていた。が、クラスによって、正直、山谷はあったろう。任せてくださったY先生とSAのみなさん、受講生のみなさんにひたすら感謝、なのである。

  • タイワニーズにメロメロ?国境を越えてパターンを発見、服務設計工作坊の話し。・・・20170623fri.~26mon.@台北その①

    タイワニーズにメロメロ?国境を越えてパターンを発見、服務設計工作坊の話し。・・・20170623fri.~26mon.@台北その①

    イキなプログラムに参加した。

    6月24日(土)25(日)の2日間、台北市内で開催された、服務設計(サービスデザイン)を考える台湾-日本合同の共創ワークショップ(工作坊)(*1)。

    これがなんともイキ(*2)だったのだ。

    タイワニーズ、ジャパニーズ、男子、女子が混合チームを組み、エスノグラフィーを行い、台湾へのインバウンドを増やすサービスデザインを考える。

    私たちチームDはタイワニーズ2人、ジャパニーズ2人の4人組。そこへ24、25の両日、通訳のサポートメンバー(タイワニーズ)が1人ずつついてくれ、計5人で行動した。メンバー全員が互いに「はじめまして」の関係だ。

    *  *  *

    1日目、リアルにジャパニーズメンバーが台北市内を旅し、そのふるまいをタイワニーズメンバーが観察(シャドーイング)。ジモトのみなさんとは異なる「日本人観光客」のちょっとチグハグな?ふるまいを見つけ出し、どのように対処していくか分析。その行動パターンを概念化して名前を付け、サービスデザインを創出するアイデアづくりの要素(パタンランゲージ)とする、、、。

    、、、はずだった。


    正直「シャドーイング」には(ほぼ)ならなかった。それを行うには、タイワニーズは人懐っこすぎ、かつ、親切すぎるのだ。 (困る前に助けるふるまいが、カラダに染みついているのだ~、笑)

    よってたかって助けてくれるタイワニーズメンバー~~(笑)

    この手順は日本語で紹介された。通訳もされていたものの、伝わりきっていなかったのかもしれない。フィールドワーク(シャドーイング)について、ほぼ経験者であったジャパニーズメンバーと、そもそものズレもあったろう。何より、それらの複合的な状況をタイムリーに察知してフォローアップするには、私の英語力はポンコツすぎた。

    かくて、ワークショップのミッション遂行<以前>の、プリミティブなコミュニケーションにモンゼツすることとなる。

    *  *  *

    、、、が、通じたのだ(と感じている)。核の部分は。きっと。

    2日目、シャドーイング(じゃないけど)から導き出した行動パターンをもとに、インバウンドサービスをグループワークで考え、提案せねばならない。

    なんとかパターン出し(*3)まではクリアしたものの、次のステップ「アイデアブレスト(の概念・やりかた)」が伝わらない。

    「言語」となるパターンを複数抽出

    ワークショップ(=リアルタイムの共創)でありながら、言葉の壁から、同時にはメンバー間でシェアできない。「情報」はもちろん、ワークショップのダイゴミであるところの「感情」においてもそうなのだ。「これ、イケルかも!」とジャパニーズメンバーで盛り上がっても、一拍置いた通訳のあと、タイワニーズメンバーにどれだけのことが伝わっているのか。また、その逆も。

    時間はタイト。そのなかで「もうコンナンでいいか」と、切りたくなる。

    が、実に粘り強く、かつ、にこやかに、タイワニーズメンバーが食いついている。あきらめない。

    結果、チームメンバー4人全員が(通訳メンバー含めると5人全員が)コミットしたプレゼンができた。それぞれの理解度・納得度は一様ではないだろう。それでも、タイトルに象徴されるところの「価値の核」は共有できたのではないか。

    終始プレゼンとそこへいたる作業ステップをリードし、アイデアの骨組みをコントロールしてくれた日本メンバーCさん。会心のタイトルを付けてくれた台湾メンバーBさん。中国語でプレゼンを補足してくれたEさん。通訳してくれたサポートメンバーNさん。また、2つのパタンランゲージを組み合わそう!とのアイデアは台湾メンバー3人で推してくれた。

    私たちteamDの提案だ!

    最後の最後までコミュニケーションに時間をかけた(かかった)私たちのチームは、メンバーどうしのコミュニケーション用に筆談?した走り書きの「ラクガキそのもの」で発表することとなった。

    、、、けど、通じたんじゃないかな。

    グーグルさんに首っ引きで単語変換するも、おそらく全5チーム中でもっとも、言語による(英語でも、中国語でも、日本語でも)意思疎通がはかどらなかったであろう私たち。
    「ラクガキ(doodle)は国境を越える」という、ステキな実証実験?となった。

    ビバ!ラクガキ!很好!涂鸦!

    *  *  *

    提案のタイトル、これがキモだった。
    時間のない中、なけなしの英語と日本語が脳内を走り回り、脳みそがバタつくばかりで、考えつかない。

    Cさんが「台湾メンバーに考えてもらおう」と役割を振ってくれて、Nさんの通訳を経て、Bさん、Eさんにバトンが渡される。
    ここで、Bさんはプレゼンタイトルとなる「街頭生活圏」というステキなネーミングを考え出したものの、本人はそれ以外のアイデアを推していたらしい。(複数案、考え出してくれていたのだ!)


    それを、Eさん、Nさんが「こっちのほうがいいじゃん!」と、3人で熱く議論を戦わしてくれていたのだ、という、、、!!(ここらあたり全部中国語であったので、何が起こっていたのか、当時はわかっていない~。また、「街頭」という言葉、「生活圏」という言葉はあるが、これを組み合わせた発想はオリジナルだ、という~!!Nさん談。)

    、、、ムネアツ。

    熱血すぎる?現地案内をしてくれたBさん、Eさん(1日目のサポートメンバーAさんも)。
    お互いに英語がそこそこ?であったことから、コミュニケーションの壁を乗り越えんがために、とにかく一生懸命。
    「音声」が伝わらないから、「アイコンタクト(見つめ合う)」の出番が多い。
    そして彼らの「パーソナルスペース(他人との物理的な距離感)」は、平均的なジャパニーズのそれより、「かなり、近い」。
    人懐っこい笑顔。あきらめないココロ。ポジティブシンキング。亜熱帯。

    これ、これ!ヤバイ笑顔だ~~!!

    。。。これって、アレやん。

    見知らぬ土地で、答えの見えない困難(注:ワークショップのお題、笑~)を、言葉の通じない、男女混合の国際チームがイッショに力を合わせて乗り越える、という。(しかも亜熱帯の夏!)

    アレやん。完全に「恋に落ちるパターン」やん!(「吊り橋効果」とか、「リアル脱出ゲームでカップル誕生」とか~笑)

    むむむ。
    さては、今回のワークショップのグラウンドデザイン(隠れコマンド)は、ここにあったのか??
    台日国際カップル誕生による、究極のインバウンド増~~~???(ワークショップスタイル国際婚活サービス~?)

    、、、しゃーない。

    パターン名は、

    「未知のまちで苦楽をともにしたら恋に落ちちゃうよね♪」 にしておこう~(笑)。

    もちろん私は惚れましたよ、台湾に。

    我喜歡台湾。我一定會再來!

     

    ■補足

    *1:Xデザイン学校第2回海外研修
    ・主催:株式会社Xデザイン研究所 http://www.xdlab.jp/
    ・協催:儀式設計林事務所(台北) https://www.facebook.com/hayashioffice/

    *2:はるばる異国の地までやってきて2日間をWSに費やすジャパニーズたちであるが(初台湾のメンバーも多し)、ワークをしながら自然に台湾観光ができて、しかもタイワニーズのみなさんとわいわいできてしまう、という、イキなはからい~♪(限られた時間で無理なミッションはできないもんね、これなら自分たちの「まんまの設定」で、リサーチできてしまう~)

    *3:私たちの班は、最初につくったパターンの概念を、もう一段階コンセプチャルに抽象度をあげてからサービスデザインのブレストに臨んだ。これを機にチームの動きが加速された。
    前半の作業時点で提示された(ワークシートに記載のあった)「問題」「解決」との言葉に(私は)引っ張られており、発想が「現象」に留まっていた。これらに代えて「問題→差分」「解決→ふるまい」との言葉に気付いてからは、発想(気付きの連鎖)が起こりやすくなった。(ヒントは出してもらっていたのだろうが脳みそがパンクして入っていなかった。)限られた時間と環境の中で、どの順番でどの言葉から提示するかって、大事だなあ、と身をもって知る。(→自分への備忘メモ。)

    なお「抽象度をあげて考え直す」という、この高度に概念的な作業手順を台湾メンバーと共に乗り越えられたことがうれしかった。これは山崎先生の「W型の図解」によって叶えられた。「W」の形状をなぞりながら話すことで、ポンコツな英語力が補完された。スゴイぞ、ドゥードゥル!

    山崎先生による図解をメモ。「W」がキモ。

    あ、もうイッコ、パターン発見か? パターン名はもちろん、

    「グーグルよりドゥードゥル(Doodle than Google)」!

    ワークショップの締めくくりはみんなで寄せ書き。Let’s Doodle!!

    改天見!